ホットスワップで自分好みの打鍵感にカスタマイズ!Ducky One 3 miniレビュー
どうも。sQuirlyです。
FPSゲーマーの知る人ぞ知る、人気キーボードのDukcy Oneシリーズ。
ついに最新モデルの「Ducky One 3」シリーズがふもっふのお店さんで取り扱いが開始されましたね!
Duckyファンのかなりの方が待ち望んでいたようで、発売開始後にあっという間に売り切れてしまったようです。
今回は、そんなDucky One 3シリーズの中でもFPSプレイヤーに人気のある「Ducky one 3 mini(静音赤軸)」を入手することができましたので、類似製品である「Razer huntsman mini」と比較レビューしていきたいと思います。
パッケージが近未来的でカッコイイ!
届いたパッケージはDucky one 3 miniのコンセプトである「コンパクトさ」を主張してくるような小ささ・軽さで、「これぞ60%キーボード」といった感じがします。
また、外観は近未来的なイメージになっており、Ducky One 3 miniのロゴが光沢のあるライトバイオレットで刻印されているところがオシャレでカッコイイですね。
中にはキーボード本体と付属品として下記のものがぎっしりと詰まっています。
- キーボード本体
- キーボードカバー
- 色違いキーキャップ
- Type-A to C ケーブル
- キースイッチプラ―
- キーキャッププラ―
- 説明書
- Duckyステッカー
また、内容物を取り出すとパッケージの底面に英語でスイッチの各部名称や特性などが記載されています。
USBはType-A to Type-Cになっており、ケーブルは編み込み式で長さが約2mあります。
また、Type-Aの内側は黄色に塗装されていて、細かいところにもこだわりが感じられます。
Duckyシリーズお馴染みのキーボードカバー。素材がプラスチックでややチープさを感じるものの、キーボードをディスプレイするときなどの埃かぶり防止として使えるため、付属品としてついてくるのは有難いです。
キーキャップは二色成型(グレー&イエロー / ブルー&イエロー / イエロー&ブルー)タイプになっており、文字部は透過しない仕様のようです。
One 2シリーズでは文字部が透過でライティングに合わせて光る仕様でしたので、光ものが好きなユーザーと大人しめが好きなユーザーとで賛否が分かれそうです。
また、キャップの素材はPBTになっており、一般的に多く採用されているABSより熱摩耗に強いため、長期使用によるキャップ表面ザラザラ感の消えにくさやテカリが出にくい点は嬉しいポイントです。
本体の裏面左足部には4つのDIPスイッチがついており、ON・OFFの組み合わせによってCtrlキーやShiftキーなどの機能を入れ替えるなどといったことができるようです。
本体の重さは実測で645gあり、huntsman mini比で約180g重いようです。
また、裏面の滑り止めも縦ズレに強い横長のものがついているため、タイピングによってズレるといった心配はなさそうです。
本体フレームに関してはhuntsman miniより厚さがあるようで、長時間タイピングによる手首疲れが発生する可能性が高いので、パームレストで対策したほうが良いでしょう。
Ducky one 3 miniはフルサイズ比で40%小さいキーボード
今回入手したDucky one 3 miniは、フルサイズキーボードからテンキーや矢印キーが省かれてコンパクトになった「60%キーボード」と呼ばれるものになります。
大きさがフルサイズキーボード比で約40%小さくなっていて、机の広さに制限がありマウスを動させる範囲が狭い方や、マウスを大きく振るようなゲームを遊ぶ場合にキーボードに当たるリスクが少ないといったメリットがあります。
また、同じようなコンセプトの製品群に「左手用キーパッド」というものがありますが、それらと比べて文字入力に制限がないといったメリットもあります。
ただし、フルサイズキーボードから省かれているキー群は「Fnキー+○キー」といった組み合わせで入力するといった煩わしさがあり、オフィスソフトなどには向かないデメリットがあります。
ホットスワップ対応で半永久的に使える!
Ducky One 3にはデフォルトでCherry社製のメカニカルスイッチが搭載されており、huntsman miniと比べるとオプティカルスイッチでは無いため入力ラグなどと言った性能面では劣ります。
しかし、ホットスワップに対応しているため、バネのへたりなどの物理的故障が発生した際に故障したスイッチだけの交換が可能なので、半永久的に使えると考えると非常にコスパが高いと思います。
また、軸の種類をカスタマイズすることによって、外見はそのままでオリジナルの打鍵感を楽しむことができる点も嬉しい要素ですね。
振動低減パッドがかなり優秀!
従来の赤軸キーボードといえば、スイッチ自体の静音性に関しては優秀なものの、底打ちしたときに発生する振動はダイレクトに机に伝わっていたため、鈍い振動音が響くといった問題がありました。
ですが、Ducky One 3には振動を緩和するためのパッドが搭載されているおかげでかなり抑えられており、振動音が耳に残るといったことがなくなりました。
赤軸スイッチとの相性はバッチリで、配信やボイスチャットにてリスナーに快適な音声を届けれるかと思います。
ライティングカスタマイズやマクロ登録には難あり
Duckyシリーズには専用の設定ソフトウェアが無く、ライティング設定やマクロ登録などは全てキーボード上で編集する必要があります。
キーボード内部のメモリで設定の読み込みを行うぶん、PCを起動した瞬間にライティングパターンやマクロ・カスタムキーなどが使用できるのはメリットと言えます。
しかし、各種設定を行うための手順(キーを押す組み合わせ)を覚える必要があり、モニターを見ながら直感的に設定ができないのは弱点かなと思いました。
まとめ
Ducky one 3 miniの良かったところ
- ホットスワップ対応で半永久的に使用でき、自分好みの打鍵感にカスタマイズできる
- 振動低減パッドが搭載されていて机から出る振動音が抑えられている
- 付属品に埃防止カバーがついており、観賞用としても清潔を保てる
- 60%キーボードでFPSゲームと相性抜群
- 耐久性の高いPBTキーキャップが採用されており、熱摩耗に強い
Ducky one 3 miniの気になったところ
- 専用設定ソフトがなくライティングやマクロ登録などをモニターを見ながら直感的に設定できない
- キーボードの背が高いのでパームレストで長時間タイピングによる手首疲れの対策する必要あり
- オプティカルスイッチと比べて入力ラグなどの性能面では劣る
- テンキーやDeleteキーなどが省かれている分、オフィスソフトでの作業などには不向き
以上、Ducky one 3 miniのレビューでした。
Ducky One 2シリーズを愛用していたユーザーにとっては、ホットスワップに対応したことにより、自分好みの打鍵感で半永久的に使えるようになったことは大変喜ばしいことだと思います。
ぜひ手にとってみてカスタマイズを堪能してみてはいかがでしょうか