【UnPark】CPUスレッドの休止状態を解除する方法
ども。sQuirlyです。パソコンでゲームを遊んでいる人にとっては、いつも自分のパソコンのフルスペックを活かしたいと思うものです。そこで、今回はCPUをフル活用するためのツールをご紹介したいと思います。
実はCPUの使っていないスレッドは節約モードになっている
最近のCPUはマルチコア (2コア以上) でハイパースレッディング機能が備わっているものが多いです。実は、アプリケーションによってはシングルコア (1コア) にしか対応しておらず (特に古いゲームなど) 、残りのコアがスリープしている場合があります。それを Unpark状態 と呼びます。
CPUのUnparkについて
前述したように、core i7のCPUは、マルチコア・ハイパースレッディング機能が備わっているのがほとんどです。
シングルコア・マルチコアとは
シングルコアとは、1つのアプリケーションに対して、処理出来るコアが1つしかないことを指します。よく、作業場で例えると理解しやすいといわれていますが、1つの仕事に対して仕事をこなす作業員が1人いることを言います。
マルチコアとは、1つの仕事に対して、対応できる作業員が2人以上存在し、それぞれが作業を分散してこなすことが出来ます。なので、シングルコアに比べて、作業効率が2倍以上になるということですね。
マルチコアの場合は1つの作業を2人以上で処理します。なので処理する効率が2倍以上になります。
ハイパースレッディングとは
core i7以上に備わっている機能で、簡単に説明すると作業員が倍になる機能です。なので、例えばあなたが4コアのCPUをお使いの場合は、1つのアプリケーションに対し、処理する作業員が8人になるということです。(※厳密に言えば少し違いますが、そういう解釈で大丈夫です。)
必ずしもマルチコアで動くとは限らない
マルチコアのCPUが備わっているPCを使っているからと言って、必ずしも全てのアプリケーションがマルチコアに対応しているとは限りません。
現在、ほとんどのゲームは “DirectX 11″や古いタイトルのオンラインゲームでは “DirectX 9.0c” というゲームエンジンで動いています。これらはマルチコアには対応していません。なので、「今まではゲームを遊ぶ目的だけの場合はcore i5のCPUでもゲーム性能が余り変わらない」と言われていた理由はこれにあたります (+配信等になると話が変わってきます)。
CPUのUnparkとは
さて、本題に入りますが、CPUのUnparkとは、CPUに備わっている “省電力機能” で使われていないスレッドを節電状態にすることをいいます。これにより、若干ですが、処理を実行しているコアにも性能の低下がみられたり、プチフリと呼ばれるコンマ数秒のフリーズが起きたりする場合があります。
Unpark解除方法
何かしら不具合等が起きた場合、管理人は一切の責任を負わないものとします。
- 後にユーザー管理権限が必要ですので、admin権限を持ったアカウントでログインしておきます。
- 以下のページサイト(外国サイト) より、Unparkを解除するツール “CpuCoreParking3” をダウンロードします。
ページ下の “Download application executable files ….” をクリックします。
- ダウンロードされたファイルを解凍して下さい。その後、ファイル内の “CpuCoreParkingSetup-1.1.1.0.msi” を起動します。指示に従って、Nextを押していきます。
- インストールされたツールを起動し、”System power plan” を “高パフォーマンス” に変更、下のスライドバーを100% (一番右端) に変更し、 “Apply” を押します。
以上で設定完了です。念の為にPCの再起動をしておいて下さい。