MMORPGや事務仕事に最適!JAPAN NEXT UWQHDゲーミングモニターレビュー
こんにちは。sQuirlyです。
筆者は前々から一度はウルトラワイドモニターを買ってみたいという思いがあり、最近はMMORPGも遊ぶようになったのでチェックをしていましたが、どれも10万円を超える製品ばかりでなかなか手が出せずにいました。
ですが、最近JAPANNEXTさんから発売された、34型UWQHDのゲーミングモニター「JN-VCG34144UWQHDR」が期間限定で7万円を切るとのことで、購入まで至りましたのでレビューしていきたいと思います。
ウルトラワイドでMMORPGや事務仕事を快適にできる!
今回購入した「JN-VCG34144UWQHDR」は、一般的な16:9のワイドモニターよりも横にさらに広がったウルトラワイドモニター(21:9)で、手持ちのACERの27インチモニターと比べてみても圧倒的な横幅の長さに驚かされてしまいます。
また、解像度もUWQHDということで、WEBブラウジングやExcelなどのオフィスソフトではFHDより表示領域が広がり作業効率アップし、QWHDから横に広がったぶんマルチタスクがしやすくなったように感じられました。
ゲーム面においても、FHDよりもオブジェクトなどがハッキリと表示されるようになり、WQHDより視野が広がることによって、特にMMORPGで綺麗な世界観をより楽しむことができるように感じられました。
応答速度(GtG)は6msとのことで、ハイエンドモニターだと1msの物もありますが、144Hzモニターの場合だと応答速度が6.94ms未満(1000ms÷144Hz≒6.94ms)であれば十分ですので、残像感少なくゲームを遊ぶことができると言えます。
ただし、表示領域が広がる分マシンパワーもより高いものが要求され、ブラウジングやオフィスソフトなどでの事務作業だけならともかく、ゲームを遊ぶ場合には最新寄りのミドルハイエンドのグラフィックボードを用意する必要がある(RTX2070くらい)ので注意が必要です。
画質は良好!ただし色合い調整する必要あり
「VCG34144UWQHDR」はVAタイプのモニターということで通常のIPSモニターよりコントラスト比が高く、暗い部屋でも黒色がしっかりと表示されているように感じられました。
また、VAの平面モニターだと画面端の色が暗くなってしまう傾向にありますが、「JN-VCG34144UWQHDR」は湾曲しているので、そういった問題が気になることもありませんでした。
ただ、モニターの色合い設定が初期状態で暖色になっており、白色が若干赤っぽく感じましたので、OSDにて赤色を少し下げる必要がありそうです。
付属品は最小限。モニタースタンドには不安要素あり。。。
付属品としては、簡易説明書・モニタースタンド・電源ケーブル・DisplayPort(DP)ケーブル・モニターアーム用のネジ類がついていました。
モニタースタンドは細いV字のかたちをしており、スタイリッシュではありますが、モニター重量が約7kgとそこそこあるので、軽い地震などで倒れないか不安を感じました。
本製品は付属のネジをつけることによってモニターアームに対応できるようですので、別途モニターアームにつけて使う方が安心感が増しそうです。
また、取扱説明書は簡易的なもので、OSDメニューの説明も簡単にしか書かれておらず、意味を理解するのに少し苦労しました。
最初、OSDメニュー内にある「LedMode」の意味が分からず、変更してもどこが変わったのか分かりませんでしたが、どうやら背面に楕円上の赤いLEDが搭載されているようで、これの発光パターンを変えることができるようでした。
せめてOSDメニューの一風変わったような項目に関してはもう少し詳しく説明を書いていて欲しかったところです。
IOパネルは取り外しができて便利!
一般的なモニターではDPポートが1つHDMIポートが2つ搭載されているものが多いなか、「JN-VCG34144UWQHDR」はHDMIだけでなくDPポートも2つ搭載されていたので、2つのデバイスを繋ぐ場合にケーブルを選ばないといったところは良いと感じられました。
また、背面のIOパネルは簡単に外すことができるようで、モニター設置後のケーブル脱着も簡単にでき、再度パネルをつけることで見栄えも良くなるように思えました。
ただし、接続部の位置がモニター下寄りなので、モニターを机面いっぱいに下げようとした時にケーブルが当たってしまうところはデメリットだと思いました。
電源・操作ボタンについて
電源・操作ボタンはモニター右下についており、電源が入っている時に机面に青い丸いひかりで分かるようにLEDが搭載されていました。
電源・操作ボタンの搭載位置については賛否両論あり、背面に搭載されている場合には手を裏面に当てる必要があるので、右側にサブモニターを置いている場合に操作しづらいデメリットがあります。
ですが、下面に配置されていると、今度はモニターアームを使って机面いっぱいにつける場合に操作しづらくなるデメリットが生まれてきます。
ここは一長一短があるので何とも言い難いです。
ボタンは左から順にメニューボタン・ゲームボタン(画面中央にクロスヘアをつけるもの)・ECOボタン・RGBレンジボタン・電源ボタンが配備されており、ボタンひとつでRGBレンジを瞬時に切り替えできるのは特徴的だと言えます。
ただ筆者としては、PCゲームだけでなく写真編集などをすることもあるので、ECOボタンとRGBレンジボタンの代わりにカスタムした画質(色温度やブラックレベルなど)設定を保存・割り当てして、ボタンごとに切り替えできるようになっていれば利便性が上がっていたと思いました。
調整用ソフトを付属して欲しかったところ。。。
MSIやACERなどのゲーミングモニターを多く取り扱っているメーカーでは、ゲーミングモニターの付属としてソフト上で画質の調整などができるものがついていますが、今回購入した「JN-VCG30202WFHDR」にはそういったものはありませんでした。
筆者的には、起動しているソフトによって自動で画質を切り替えてくれる機能が便利に感じていたので、そこは少し残念に感じられました。
「JN-VCG30202WFHDR」の良かったところ
- 7万円切る価格で手に入る34インチUWQHDモニター
- MMORPGで没入感が増し、事務作業の効率が良くなる
- IPSモニターより高コントラスト比で、暗いところでも黒色が引き締まって見える
- 湾曲デザインでVAモニターの視野角によるデメリットが改善されている
- IOパネルの取り外しができ、ケーブルの脱着がしやすい
「JN-VCG30202WFHDR」の気になったところ
- ゲームにおいてマシンパワーが要求される
- モニタースタンドの支えに不安感あり
- ケーブル接続部が下寄りで、机面いっぱいまで下げられない
- 取説がすこし不親切
- 画質調整用ソフトが付属しない
UWQHD対応ウルトラワイドモニターという非常に選択肢が少ない製品の中で、「JN-VCG34144UWQHDR」は細かいところさえ許容できれば、モニター自体の性能・機能面で満足できるコスパの良い製品だと言えそうです。
Comment
このモニタの色の深度って10bitですか?
Nvidiaドライバー上では、10bpcまで設定できるよう認識されています。