ULTIMATEがより軽くなって帰ってきた!VIPER V2 PROレビュー
こんにちは。sQuirlyです。
ついにRazerからVIPER ULTIMATEの後継機としてVIPER V2 PROが出ました!
SNSではLogicool G PRO X SUPERLIGHTの対抗馬となんか言われていますね。
筆者は本当に対抗馬となり得るのか気になりポチってしまいました。
そして発売を前にして筆者のもとへ一足先に到着しましたので、早速レビューしていきたいと思います!
実用面で不要な部品が省かれて軽量化を果たしたVIPER V2 PRO
パッケージはVIPER ULTIMATEから充電ドッグが無くなったぶん横幅が削られており、側面から展開して開ける形から普通の開け方になった点、高級感が薄れたように感じます。
内容物は下記の通りになっています。
- VIPER V2 PRO本体
- レシーバー用USB変換器
- 充電用USBケーブル
- 説明書とサンキューカード
- グリップテープ
VIPER V2 PROは基本的にはVIPER ULTIMATEと同じ形状をしていますが、コンセプトである、より軽量化を果たすために不要な部品が省かれています。
右サイドボタンやロゴLEDが省かれ軽くなったVIPER V2 PRO
軽量化のため、主に右サイドボタンやロゴのLEDが省かれており、VIPER ULTIMATEより実測値で約16g軽くなっています。見た目より実用面へとスペックが振られていることが伺えます。
また、左サイドボタンは少し出っ張ったことにより押しやすくなっています。
両利き対応から右利き専用になったことで、左利きユーザーが切り離された点は残念に思えますが、より軽くするためには致し方なしかと思われます。
側面ラバーが省かれグリップ感は低下したがグリップテープが付属する
VIPER ULTIMATEから側面ラバーが省かれたぶんグリップ感は低下していますが、全体的にマット感は増しているため、そこまで手汗による滑りの心配はいらないかと思われます。
また、付属品としてグリップテープが付属しているため、気になる場合はつけることによってグリップ感を向上させることができます。
ラバーだと摩耗した場合に交換ができないため、個人的には交換が効くグリップテープで対応した方が良いと思います。
ただし、グリップテープの色は黒色なので、本体が白の場合は見た目が悪くなる点は注意が必要です。
マウスソールの形状が変化し電源・DPIボタンが統合。携帯性は悪くなった。
マウスソールは角ばったデザインから丸みを帯びたデザインへと変更されており、下側は充電ドッグの廃止による窪みがフラットになったところへ、カーブを描くように配置されています。
また、裏面の電源スイッチはDPI変更ボタンと統合されており、確認用LEDはホイール下へと移動されています。
VIPER ULTIMATEにはレシーバーを収納する場所が設けられていましたが、VIPER V2 PROでは省かれており、携帯性は悪くなったと感じます。
より高耐久性なメインスイッチと高精度になったセンサー
メインスイッチはVIPER ULTIMATEから変わらずオプティカルスイッチが採用されています。
Logicool G PROのようなメカニカルスイッチと比べて使用劣化によるチャタリング発生の心配がなく、耐久性に優れる点は高評価と言えるでしょう。
また、VIPER ULTIMATEより世代が上がったことによって耐久性が増しているようです。
センサーに関してもより高精度になっており、ガラス面でもしっかりとトラッキングできるようになっているようです。
また、非対称カットオフレベルがより細かく設定できるようになっており、個々の操作感に合わせたカスタマイズができるようになっています。
充電ドッグが廃止されたことにより煩わしさが復活。。。
筆者的には、かなり評価の高かった充電ドッグがVIPER V2 PROでは廃止されており、充電するたびにUSBケーブルを接続しないといけない煩わしさが復活してしまいました。
ゲーム終わりにドッグにポン置きする習慣を身につけておけば勝手に充電し見た目も良かったのですが、無くなったのはかなり痛いです。
せめてドックは別売りでもいいので、裏面に接続端子だけ残しておいて欲しかったところがあります。
しかし、バッテリー持ちはVIPER ULTIMATEの時から非常に良いため、ケーブルを接続する頻度については気になるほどではないかと思います。
また、端子もmicro-BからType-Cになっているため、向きを気にしなくて良い点はナイスと言えるでしょう。
進化点による価格の上昇が妥当と捉えられるかがカギ
VIPER V2 PROは小売希望価格で約22,000円越えと、ゲーミングマウスの中ではハイエンドに部類します。
対抗馬と言われているG PRO X SUPERLIGHTは約18,000円、VIPER ULTIMATEは約14,000円であり、上記のような優れている点で価値が見い出せるかがポイントとなってきそうです。
また、近年ではよりコスパの高いゲーミングマウスとしてPULSAR XLITE V2 WIRELESS (9,780円)などが登場しており、そちらを選ぶのも良いでしょう。
安いからといって使えない訳ではなく、必要十分な機能や性能は有しているため、予算を抑えたいユーザーにとってはそういったゲーミングマウスの方が満足感が高くなるように思います。
まとめ
VIPER V2 PROの良い点
- VIPER ULTIMATEより約16g軽くなり、より腕が疲れにくくなった
- 進化したオプティカルスイッチで高耐久&チャタリング問題なし
- センサーが進化し、より高精度になった
- 充電端子がmicro-BからType-Cになった
VIPER V2 PROの気になった点
- 価格が2万円越えと非常に高い
- 充電ドッグが廃止され、USB接続の煩わしさが復活
- 軽量化によりロゴLEDが省かれてビジュアル面は低下
- 右サイドボタンが無くなったことにより両利きマウスではなくなった
以上、VIPER V2 PROのレビューでした。
ワイヤレスで高性能なスイッチとセンサーが搭載されていて、出来るだけ軽いマウスを求めているユーザーにとってVIPER V2 PROは良い選択肢となりそうです。
店頭での展示も対応しており、順次増えていくとのことなので、気になった方は是非一度、試してみることをオススメします。