【後編】CDNサービス登録からやめるまでの話
前編からの続きとなります。
Cloud Flare から Rapid START へ
前編より、Cloud Flare から移行をするにあたり、代わりとなる無料で提供しているサービスを探しました。そこで、Cloud Flare より速いと言われている “Rapid START” の存在を知りました。
2017年からサービスを開始して間もなく、日本からのアクセスに対してCloud Flare より速い、かつ無料プランがあることからこちらに移行することにしました。
登録の仕方が Cloud Flare と違う
まず、登録の際に躓いた点が、Cloud Flare の登録方法と違うところです。
Cloud Flare は登録時に “ネームサーバーの変更” をすることに対し、Rapid START は “DNSレコード” を変更する作業が必要でした。
ドメインを取得したところの設定が複雑だった
ネームサーバーの変更をすることに
Rapid START の登録に伴い、オリジンドメインの登録をしないといけないため、DNSレコードの設定を行おうとしたところ、画像の様にネームサーバーを変更しろとのことが記述されていました。
ですが、ネームサーバーを利用しているレンタルサーバー以外に設定するとサイトが表示されなくなってしまうため、ネームサーバーを上画像の様に設定変更し、DNSレコードの方でレンタルサーバーのAレコードを登録することにしました。(これが間違っているかは不明です。)
レンタルサーバーのAレコードを設定するにあたり、以下のサイトを参考にさせて頂きました。
サイトが正常に表示されなくなった
上記のように設定した後、ネームサーバーが変更されたことを確認するために別のパソコンで確認したところ、”リダイレクトが繰り返し行われました” というエラー画面が表示されるようになり、説明の通りにCookieを削除してみましたが変化なし。サイトの方が悪いと思い、.htaccess のリダイレクトに関する記述を削除したところ、サイトが表示されるようになりました。
CNAMEレコードを登録できない
Rapid START の登録を進めるため、サーバーのIPアドレスを調べてオリジンドメインを登録し、CNAMEレコードの変更を行おうと思いましたが、ここでまたもや問題が発生。
ドメインを取得しているサービスで、ホスト名を空欄にしてCNAMEレコードを登録することが出来ませんでした。
そこで、wwwありの方法で登録してみることにしました。
Webを公開しているサーバーのIPアドレスが違う
続いて、Rapid STARTのオリジンドメイン登録をするため、サーバーのIPアドレスを調べて登録してみましたが、ステータス上は “OK” の表示が出ているにも関わらず、”サイトのIPアドレスが違います” というエラーが表示され、サイトが表示されない問題に直面しました。
Cloud Flare のダッシュボードで表示されていたAレコードのIPアドレスを設定してみるも変化なし。ここで行き詰ってしまいました。
CDNはアクセス数が伸びてきた段階で利用することに
結果、現段階ではCDNを利用せざるを得ないほどサーバー負荷や転送量を使っている訳ではないため、今後そういった状況になった時に、レンタルサーバーをしっかりとしたものに移行して、 “Amazon CloudFront” などの有料だけどサポートのしっかりとしたCDNサービスを利用することにしました。
反省点・まとめ
今回学んだことは、そもそもサーバーの安定化を図る目的であれば、レンタルサーバーの移行を試すのが手っ取り早かったのではないかという点でした。
また、新しく出来たサービスに対してはネット上でも情報量が少なく、半ば自分の知識と判断で実行することになります。なので、出来ないと分かった時点で潔く引き返すことも重要だと言うことを再認識しました。
最後に、今回の最もな反省点を述べて終わりにしたいと思います。
「そもそも、テスト用のサイトとドメインを準備してそっちでやれよ。」
Comment
Rapid STARTでまったく同じ障害で1ヶ月イライラさせられました。
サポートも返答をぜんぜん返してくれないしテンプレート通りの対応だけでかなり不親切です。
結局、回答されたものでは解決できないどころか間違ったコード渡されてて断念してしまいました。
あおあお 様
無料サービス = それなりのサポートしかしてくれないということですかね ^^;
お問い合わせもfacebookからといった感じなので、どうにも芝居が高いように思えます。
Rapid STARTは去年から始まったサービスみたいなので、それらも含めて今後に期待ですね。